9/24(木)防災ワークショップを開催しました
- 親と子のつどいの広場WITH

- 10月10日
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9月24日(木)、防災ワークショップを開催し、5組の利用者さんが参加してくださいました。ご参加いただきありがとうございました。
毎日子育てに追われていると、なかなか考える余裕がない「防災」。今回のワークショップでは、災害発生時に小さいお子さんと一緒に乗り切るための対策や備蓄についてお話しし、その後にポリ袋クッキング体験を行いました。
災害が起きたとき、皆さんはどこに避難しますか?「地域防災拠点」は、自宅で安全に過ごせない人が避難する場所ですが、地域の全員が避難するにはスペースや備蓄が十分とは言えません。お子さんが一番安心して過ごせる場所は「おうち」です。在宅避難をする場合のポイントは、安全対策と備蓄になります。
まずは広場内の安全対策をみなさんと一緒に探してみました。転倒防止器具や扉ロックのほかにも100円ショップで購入できる粘着ジェル、ゴムロープなども防災対策グッズとして活用しています。お子さんにとって家具やガラス窓は凶器にもなり得ます。小さいお子さんがいるご家庭ではチャイルドロックやコーナーガードを付けていると思いますが、それに加えて家具の置き方を工夫したり、物が落ちてこないよう突っ張り棒やゴムロープを取り付けたり、カーテンを閉めるなど、日頃から意識しておくと安心です。
次に大事なのは備蓄です。災害発生直後はライフラインが止まり、復旧までに時間がかかることがあります。特にマンションでは、下水道が壊れた状態でトイレを使うと汚水が逆流する恐れもあり注意が必要です。
在宅避難では、食料や水のほか、携帯トイレ、電源、カセットコンロ、ガスボンベなどを備蓄しておくことが大切です。備蓄量の目安を知るため、携帯トイレと飲料水の必要量を家族構成に合わせて計算してみました。なんと、3人家族の場合は携帯トイレ45個以上、水は2リットルボトル30本以上が目安!また、小さいお子さんがいるご家庭では、非常食だけでなく、普段食べているものを少し多く買い置きし、使った分だけ買い足す「ローリングストック」をおすすめしました。子どもは食べ慣れたものが一番です(笑)
はなしのあとは、水と熱源を有効活用できるポリ袋クッキングを行いました。今回は月齢の小さいお子さんに合わせて、ホットケーキミックスを使った蒸しパンを作りました。耐熱性のある高密度ポリエチレン製ポリ袋にホットケーキミックス・たまご・水を入れてだまにならないようにしっかりもみもみ。空気を抜いて袋を縛ったら、全員分まとめて茹でます。
ポリ袋クッキングの利点は、手や調理器具が汚れないこと、まとめて調理できること、そして同じお湯を再利用できることです。ご飯とおかずを一度に調理することで、カセットボンベも節約できます。
蒸しパンを茹でている間、青葉区民防災必携や給水マップを見ながら、防災カードを作りました。「自宅から近い地域防災拠点は?」「水がもらえる場所は?」「帰り道は平らか下り坂がいいね」「けがをしたらどこへ行く?」などを確認しながら記入。家族写真を貼って、世界にひとつの“マイ防災カード”が完成しました!
最後に、出来上がった蒸しパンとアルファ米をみんなで試食しました。蒸しパンはふわふわに膨らみ、ママとお子さんで分けても十分な量。やさしい甘さで子どもたちも美味しそうに食べていました。
防災対策は取りかかるまでは大変そうに感じますが、今回のようにみんなで考えると日常にも取り入れやすくなります。是非ご家庭も話し合ってみてくださいね。
当日参加できなかった方で、資料をご希望の方はスタッフまでお声がけください。




















