9月12日(木)、「防災のはなし」を開催しました。最近地震が増えて不安を感じていたり、引っ越してきて地域の防災情報をご存じのない方など4組の利用者さんが参加してくれました。
最初にみんなで防災クイズにチャレンジした後、青葉区の防災マップでそれぞれのいっとき避難場所、地域防災拠点、広域避難場所を確認してもらいました。
マップの凡例を見ると拠点ごとに役割が少しずつ異なっていることが分かります。ケガの治療は災害時地域定点診療拠点のマークがあるところに行く、水が欲しい時は一番近い給水所に行のではなく、運びやすいよう帰り道に上り坂がないところに行くなど、どういった時にどの拠点に行けばいいのか事前に知っておくことが大事です。参加者の皆さん、地域定点診療拠点が思っていたよりも遠かった等発見も多かったようです。
家が無事で安全に過ごせる場合、集団生活を送らなければならない防災拠点へ行くのではなく、在宅避難という選択肢もあると話しました。小さいお子さんは慣れた自宅での避難生活の方がストレスが少ないため、万が一の時でも自宅で過ごせるようみんなで「我が家の安心度チェック」をしました。
また、在宅避難には欠かせない備蓄の話もしました。食料や水、トイレパック、カセットコンロ・ボンベなどの備蓄がないと在宅避難は難しくなってきます。我が家でどれぐらいの水やトイレパックが必要か計算してもらったところ、1人1日3リットルとして、4人家族だと1週間で84リットル。つまり2リットルペットボトル42本です!トイレパックだって3日で60個!あまりの数に皆さん驚愕していました💦
食料に関しては、普段食べているものを日頃から少し多く買い置きし食べた分だけ買い足すローリングストックと長期保存できる非常食を組み合わせて備蓄しましょうと提案しました。とはいえ、非常食ってどれを買ったらいいのか、そもそも美味しいのかわからないですよね?ということで、今回は広場で備蓄しているお湯を注ぐだけでできるアルファ米のおにぎりと長期保存パンをみんなで試食しました。
アルファ米おにぎりはもちもちしてコンビニおにぎりみたいだし、気密性の高い包材に入ったパンもほんのり甘くお子さんでも食べられそうと高評価でした。試食してみるって大事ですね。
イベント終了後、Uさんは早速ネットでトイレパック50個を注文するなどアクションを取ってくれました!ただ、最近防災意識が高まっているせいか商品の在庫が少なくなっていて、色々なものが届くまでに1~2か月ぐらいかかるようです💦
家の中の安全対策や防災対策は子育て中はなかなか着手するのが難しいと思いますが、小さいお子さんがいるからこそいざという時に少しでも安心して過ごせるよう日頃から少しずつでいいので取り組んでみてくださいね。WITHは広場内一時預かりを行っているので、防災ヘルメットを始め、離乳食やミルクなどの防災食、ラジオやポータブル電源など様々な防災用品を備蓄しています。もし参考までにご覧になりたい方はスタッフまでお声がけください。今回配布した資料もありますので、ご自由にお持ちくださいね。
秋冬は各所で地域防災訓練が開催されます。災害時には地域の方とのつながりもとても大事になってきます。情報を共有したり、お互い支えあったり。是非ご家族で参加してみてはいかがでしょうか?
Comments